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記事一覧

久世田の大銀杏

人工の育児用ミルクがない時代、母乳が出ないというのは大変なことでした。「乳の木」と言われる大きなイチョウが信仰を集めたのも納得できます。朝来市和田山町の久世田の大イチョウ(銀杏)です。周りのイチョウに比べて黄葉するのがずいぶん遅く、やっと黄色になりました。田んぼに囲まれた俵米神社のご神木です。樹高約25m、幹周り約5.8mもあります。樹齢はわかりませんが、気根の数や長さから考えて相当なものだと思われま...

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加保の夫婦銀杏

養父市大屋町加保の一宮神社の夫婦イチョウが鮮やかな黄金色に染まっています。雌雄のイチョウが仲良く並んで真っ直ぐに天に向かって伸びています。上の写真の左側が雄の木、右側が雌の木で、まさに夫婦です。妻の木の下にはたくさんのギンナンが落ちていました。夫の樹高は37m、幹周り5.2mで、妻の樹高は28m、幹周り3.5mです。夫のほうが太くて背が高く、風格があります。地上130cmの幹周りが300cm以上の樹木を巨木と呼び...

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日光院の大銀杏

朝、晴れ間が出たので急いで、八鹿町石原の日光院に行ってきました。イチョウ(銀杏、公孫樹)の葉っぱが境内一面に散って黄色い世界が広がっています。本堂の屋根が黄金色に染まります。足で踏みつけるのが申し訳ないような黄金色の絨毯です。幹周り5.2m、樹高約35m。樹齢約600年の雄の木です。見ている間もハラハラと黄色い葉っぱが落ちてきて、積み重なっていきます。所在地:兵庫県養父市八鹿町石原450アクセス:北近畿豊岡...

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乳ノ木庵の大銀杏

きょうは朝からどんよりとした雲に覆われ、雨が降ったり止んだり。午後2時頃、急に晴れ間が現れたので、朝来市和田山町の乳ノ木庵へ。でも、行く途中でまた雨が降ってきました。現地に着いてから雨の止むのを待って撮影開始。イチョウの巨木は、瘤(気根)が垂れ下がることがよくあります。この瘤をチチと呼び、これが母乳の出をよくするという信仰が各地に伝わっています。このイチョウもそんな信仰の対象になっている巨木で、そ...

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玉水神社の銀杏

養父市玉見の玉水神社のイチョウ(銀杏、公孫樹)を見てきました。黄葉の見頃です。玉水神社のムクノキ林は、ムクノキだけでなく社叢林全体が県指定の天然記念物になっています。樹高約30mの高木層にはムクノキ、イチョウ、エノキなど、亜高木層にはスダジイ、ヤブツバキ、ミズキなどが見られます。照葉樹と落葉樹が混在しているのが面白いところです。遠くから見ると、鬱蒼とした社叢林の中でいまは黄色のイチョウの大木が目立ち...

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須義神社の銀杏

きょうの養父市は、夜中の0時に17℃で、これがきょうの最高気温でした。ときどき雨が降ったり止んだり、肌寒い一日となりました。そんな中、八鹿から出石へ向かう県道2号線を走行中、穏やかな陽射しが・・・。出石町荒木の須義神社のイチョウが陽光を浴びてひときわ鮮やかな色彩を放っています。特に測定したデータはありませんが、幹周りは4mを超え、樹高は目測で約20mです。須義神社のご神木で、参道入り口の案内役にもなってい...

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建屋の左巻榧

北垣国道(きたがきく にみち)さんという養父出身の政治家がおられました。幕末の志士で、後に高知県令(現在の県知事)、徳島県令を経て、京都府知事になった方です。琵琶湖疎水を完成させて、京都の近代化に貢献したと高く評価されています。この北垣国道さんの生家に立つヒダリマキガヤ(左巻榧)です。兵庫県には国指定天然記念物の巨木が8本ありますが、そのうちの3本は養父市にあります。「建屋(たきのや)のヒダリマキ...

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説法杉

但馬の巨木の1つ、但東町の蔵雲禅寺のスギです。迷いの深い人でも正しい道に導くとのことで「説法杉」と呼ばれています。己の信じた道を真っ直ぐに進めということでしょうか。山門の手前から見ても本堂の裏にそびえ立つ姿に圧倒されます。遠くから見ると2本のようにも見えますが、高さ8mくらいのところから2つの幹に分かれています。樹高35m、幹周り5.25mだそうです。樹齢は推定400年。本堂の屋根を遙か上空から見下ろして...

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紅葉2018・その4

メタセコイアというと何だか外国からやってきた植物のようですが、そうではありません。本来、日本を含む北半球に広く分布していた植物です。ただ、化石としてのみ発見され、絶滅した植物だと思われていました。 メタセコイアと命名したのは日本の植物学者・三木茂さんです。アメリカ西海岸の山脈に自生する大木・セコイアに近いというので「メタセコイア」。メタは「~の後ろ」「~の変わった」の意味の接頭語です。和名はアケボ...

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銀杏てどんなん

落語「ちりとてちん」で、茶碗蒸しを食べながら銀杏を知った喜ぃさんのセリフ…「ギンナンてドンナン思たらコンナン!」…このクスグリ、大好きです。 養父市関宮町本町にある大きなイチョウの木にたくさんの銀杏が実っています。写真を撮っている間も、上からポタリ、ポタリと銀杏が落ちてきます。誰も拾わないみたいで、たくさんの銀杏が根元に転がり、独特の匂いを放っています。 イチョウの木には雌雄があって、銀杏がなるのは...

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プロフィール

丹馬

Author:丹馬
落語と授業の合い間に生き物を中心とした写真を撮っています。
兵庫県の北部・中部がおもなフィールドです。

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