知ってる?紫蘭
- 2023/05/22
- 21:00

先生「この花、知ってる?」生徒「知りません」先生「惜しい!」生徒「???」というような、先生がひとり悦に入っているような会話ができる植物です。シラン(紫蘭)です。日本や中国原産のランの仲間。「知ってる?」と聞かれて「知らん」と答える生徒はまずいません。「わかりません」とか「知りません」と丁寧に答えるのがふつうです。生徒にとっては面白くも何ともないやりとりですから、私はそんな発問はしません・・・^^それ...
いずれ文目か杜若
- 2023/05/14
- 21:00

花札の5月は「菖蒲」です。↑左が「菖蒲に八つ橋」。ただし、「菖蒲」はショウブではなく、アヤメと読みます。「勝負」にかけて「菖蒲」にしたのでしょう。アヤメを漢字変換すると、「文目」「綾目」の他に「菖蒲」も出てきます。ややこしいです。これがアヤメ。花びらの付け根のところが黄色と白色で、花びらに網目模様があるのが特徴です。花札の絵柄を見ると、花びらに黄色い部分はありませんし、網目模様もありません。実は、...
地海老根
- 2023/05/12
- 21:00

「ジエビネ」…一瞬、鹿肉などの「ジビエ」と勘違いしてしまいそうな名前です。漢字で書くと、地海老根です。大きくふくらんだ地下茎をエビに見立ててエビネ(海老根)。その仲間の原種がジエビネです。昔は、山に入ればふつうに見られたそうですが、いまや準絶滅危惧種。いまから40年ほど前、野生ランを栽培するブームがあり、乱獲されました。花をよく見ると、点々とシミのようなものがついています。おそらく花を訪れた昆虫の爪...
水芭蕉も開花
- 2023/04/13
- 21:00

ミズバショウ(水芭蕉)の南西限として知られる養父市大屋町加保坂。早くもミズバショウが開花しています。例年なら4月15日にミズバショウ公園がオープンし、ゴールデンウィークの頃に見頃になるのです。ところが、今年は例年になく早く咲き始め、9日に急遽オープンしたそうです。きのうの段階で660個の開花が確認され、温かいためか、きょうは880個が開花とのこと。サクラだけでなく、何もかも開花が早まっているようです。厚さ...
白い猩々袴
- 2023/04/09
- 21:00

スプリング・エフェメラル(春の妖精)の1種のショウジョウバカマ(猩々袴)。猩々というくらいですから、赤い花が基本だと思います。しかし、白色、ピンク色、淡い紫色、濃い紫色、赤紫色などがあります。その中から、きょうは白いショウジョウバカマをピックアップしてみます。4つの花がまとまってついている↑まだつぼみですが、雌しべが長く突き出ています。雌性期です。つぼみの時期でも、雌しべは他花からの花粉を受け取るこ...
春の妖精2023・その13
- 2023/04/03
- 21:00

今年も、丹波市氷上町清住のカタクリ(片栗)の自生地にお邪魔してきました。桜と同様に、例年に比べると早く咲いたようです。もう1週間くらい早く訪ねた方が良かったかもしれません。花びらが傷みかけているものが多くありました。傷みのないものを選んで撮影します。花が終わると地上部は枯れて休眠状態に入り、地下で過ごします。カタクリが地上に現れる期間は約2か月だけで、スプリング・エフェメラル(春の妖精)の代表。妖...
師走の道端・日本水仙
- 2022/12/15
- 21:00

きょうはどんよりと曇り、ときどき冷たい小雨が降っております。日本海の沿岸部と山は雪のようです。先日、小佐川の土手を歩いていて、ニホンスイセン(日本水仙)が咲いているのを見つけました。奥に濃い緑色の葉っぱが見えますが、これはヒガンバナ(彼岸花)の葉っぱ。スイセンもヒガンバナ科の植物です。だから、冬に葉っぱを広げていても不思議ではありません。でも、なぜ、昆虫の少ない冬に花を咲かせるのでしょう?実は、ニ...
彼岸花2022・その8
- 2022/09/30
- 21:00

きょうは9月最終日。野球の赤チームの今シーズンは、どうやら終了のようです。ヒガンバナ(彼岸花)も、これが今シーズンの最終回かな。ソバ(蕎麦)畑の畦のヒガンバナです。背景が白色のヒガンバナもまたいいかなと。曇っていたのが残念。こちらはコスモス(秋桜)を背景に。やはり陽射しがあったほうが映えますね。↓1日1回、ポチッとお願いします。大変励みになっています。植物・花ランキング このブログの写真の無断...
彼岸花2022・その7
- 2022/09/29
- 21:00

今年は、長くヒガンバナ(彼岸花)を楽しむことができます。彼岸の中日から6日経った朝来市伊由市場のヒガンバナ群生地です。花びらが白っぽくなった花もありますが、まだ元気な花もつぼみも見られます。日本のヒガンバナはすべて誰かが植えたものか、その球根から殖えたものです。ネズミやモグラよけに田んぼの畦に植えられていることが多いのですが、ここは畦ではありません。土葬の時代、獣に墓を荒らされないようにヒガンバナ...
彼岸花2022・その6
- 2022/09/24
- 21:00

田んぼの畦に紅白のヒガンバナ(彼岸花)が咲いているところがありました。白いのは、シロバナヒガンバナ(白花彼岸花)とかシロバナマンジュシャゲ(白花曼珠沙華)と呼ばれます。赤いヒガンバナと黄色いショウキズイセン(鍾馗水仙)の自然交雑種だそうです。赤色と黄色をかけ合わせたら白色になるというのは、不思議で面白いです。純白ではなくて、うっすらと黄色くて、よく見ると淡いピンク色のところもあります。シロバナヒガ...