イチョウは、恐竜が地上を歩き回っていた中生代に栄えた植物です。
その頃は、イチョウ類にもいろいろな種があったようですが、現存しているのは1種だけ。
いわば生きた化石です。
その中でもさらに原始の姿を留めていると言われているのが、丹波篠山市北の医王寺のイチョウです。
篠山城の南側に位置するのに、なぜか地名は「北」。

地面を覆う黄色い葉っぱ。珍しくもない風景なのですが、葉っぱをよく見ると面白いのです。
クルリと巻いたロート状の葉っぱが混じります。ラッパイチョウと呼ばれます。
日本国内に十数本しかないと言われる珍しいイチョウです。
大半は普通の扇形の葉っぱです。ラッパ形になっているのは1割ほどだそうです。
枝によっては多いところもあるように思います。
全国のラッパイチョウの中でもその割合が多いということで、県指定の天然記念物です。
ラッパ形の葉っぱを見つけると幸せになるそうです。
四つ葉のクローバーを見つけるより、簡単に見つけられます。
ホントかどうかは知りませんが、ちょっと幸せな気分にはなれます。
所在地:兵庫県丹波篠山市北151-1 医王寺(北公民館の隣)
アクセス:舞鶴若狭自動車道・丹南篠山口ICから県道306号を東へ4km。車で5分。
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