記事一覧

浴衣の柄にいかが

アジサイの中でもガクアジサイが好きです。 アジサイは日本原産の植物で、このガクアジサイが本来のもの。これがいろんな国に広がってさまざまな品種がつくりだされました。そして、ヨーロッパでつくりだされたセイヨウアジサイがいま日本に里帰りしています。花が球形になった「手まり咲き」の品種は全部が装飾花ですが、原種のガクアジサイの装飾花は周辺だけ。まさに額縁のようになっています。 中心部にあるのは、花びらも、...

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ネムノキの作戦

ネムノキの花が咲き始めました。典型的な陽樹です。陽当たりのいい川岸などに生えています。 ネムノキの花の赤い糸のようなものは雄しべです。この先に葯があって花粉がつまっています。花びらは下のほうにあるのですが、小さくて目立ちません。だから昆虫にアピールするのは、このフワフワのブラシのような雄しべです。 雄しべの赤色に誘われてジャコウアゲハがやって来ました。アゲハの仲間は赤色の花に惹かれる傾向があります...

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毒入り洋酒?

ヨウシュヤマゴボウの花が咲いています。 淡いピンク色の可愛い花をたくさんつけています。いまは緑色の雌しべの子房がふくらんで、やがて濃い赤紫色の果実になります。この果汁が皮膚や服につくとなかなか落ちません。 毒性があり、ブルーベリーなどと間違って食べる事故があるようです。昔は、安物のワインの着色料として使われていたそうですが、とんでもないことです。それで、洋酒ヤマゴボウかと思ったら、洋種ヤマゴボウだ...

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寄られた大樹

きょうは夏至です。1年で一番昼が長い日。おっ、マツに白い花が… …なんてことはあり得ないです。マツにからみついたイワガラミです。その名の通り、岩や樹木にからみついて伸び上がるつる植物です。 山道でいま目立つ白い花は、このイワガラミかツルアジサイです。ともにアジサイの仲間ですが、ツルアジサイの装飾花は白いガクが4枚。イワガラミは1枚です。 イワガラミに巻きつかれた樹木にとってはいい迷惑です。全体を覆わ...

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千に一つもあだはない

たまには野菜の花も。ナスの花です。 「親の意見と茄子(なすび)の花は千に一つもあだはない」といいます。親の忠告は必ず役に立つからよく聞きなさい…ということなのですが、親の意見はともかく、ナスの花にもあだ花はあります。蕾で落ちてしまったり、花が咲いても実を結ばずに落ちてしまったり…。 バナナのような色と形をしているのが雄しべです。その先端に2個の花粉の出る穴があります。5本の雄しべに囲まれて中央に白い...

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黄色い絨毯

風に揺れる黄色い花々。ブタナです。 昭和の初めに六甲山で発見されてブタナと命名されました。その前に、北海道で見つかっていてタンポポモドキと命名されたのですが、いまはブタナと呼ぶのが主流です。フランス語の異名「ブタのサラダ」を直訳したのだそうです。ブタが好んで食べるからということですが、ギリシアなどでは人もふつうに食べるそうです。 モンシロチョウやモンキチョウも、ブタナの蜜がお気に入りのようです。 ...

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ネコも喜ぶ夏の梅

道路沿いの林の縁にマタタビの白い葉っぱが目立ちます。葉っぱ全部が白くなるのではなくて、一部の葉っぱが、しかも部分的に白くなります。 この葉っぱの陰に隠れて、可愛い花が下向きに咲いています。花びらが5枚で梅の花に似ているので、夏梅とも呼ばれます。白い葉っぱがあまりにも目立ち、花は目立ちませんが、いい香りを放っています。 これがマタタビの作戦です。目立たない花の代わりに葉っぱを白くして昆虫を誘き寄せま...

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プロフィール

丹馬

Author:丹馬
落語の合い間に生き物を中心とした写真を撮っています。
兵庫県の北部・中部がおもなフィールドです。

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